インナードライ肌とは?見た目はテカるのに内側はカサカサ…原因と正しいケア方法

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インナードライ肌とは?その特徴を理解しよう

インナードライ肌=「乾燥しているのに皮脂が多い」状態

インナードライ肌とは、肌の表面は皮脂でテカっているのに、内側(角質層)が乾燥している状態のことを指します。一見すると脂性肌に見えるため、皮脂を抑えるケアばかりしてしまい、さらに乾燥を悪化させるケースも少なくありません。

肌のうるおいバランスが崩れているため、乾燥と皮脂分泌が同時に起こりやすく、季節の変わり目や環境の変化でトラブルが起きやすくなります。

インナードライ肌を見分けるチェックポイント

次のような症状に心当たりがある方は、インナードライの可能性があります。

  • 洗顔後につっぱるのに、数時間後にはTゾーンがテカる
  • 化粧崩れが早いのに、頬や口まわりはカサつく
  • ニキビや吹き出物ができやすい
  • 季節によって肌質が変わりやすい
  • スキンケアをしてもすぐに乾燥する

こうした状態は、肌の「水分」と「油分」のバランスが崩れているサインです。インナードライ肌は、脂性肌でも乾燥肌でもない中間タイプとも言えます。

インナードライ肌が起こる主な原因

インナードライ肌は、間違ったスキンケアや生活習慣が原因で起こることが多いです。主な要因を見ていきましょう。

  • 洗顔のしすぎ・強い洗浄力のクレンジング:必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥を招く。
  • 保湿不足:化粧水だけで終わるケアや、軽い保湿で済ませると内側の水分が逃げやすくなる。
  • 冷暖房による乾燥:エアコンの使用で空気が乾燥し、肌の水分が奪われる。
  • 生活習慣の乱れ:睡眠不足や栄養バランスの偏りは、肌のバリア機能の低下につながる。
  • 紫外線ダメージ:日焼けによる水分蒸発やバリア機能の低下が乾燥を悪化させる。

これらの原因が重なることで、皮脂が過剰に分泌される一方で、内側の水分が不足しやすくなります。

インナードライ肌のスキンケアの基本

① クレンジング・洗顔は「落としすぎない」

インナードライ肌の人は、皮脂が気になるあまり洗顔をやりすぎてしまう傾向があります。しかし、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使うと、必要なうるおいまで奪ってしまいます。

クレンジングはミルクタイプやバームタイプなど、肌にやさしいタイプを選びましょう。洗顔料は泡立ててやさしく洗うのがポイントです。ゴシゴシこすらず、ぬるま湯で丁寧にすすぐことを意識しましょう。

② 化粧水でしっかり水分補給

洗顔後の肌はとても乾燥しやすい状態です。まずは化粧水で水分をしっかり補いましょう。手のひらで数回に分けてなじませることで、角質層まで水分が届きやすくなります。

特におすすめなのは、ヒアルロン酸・アミノ酸・グリセリンなどの保湿成分を含む化粧水。刺激が少なく、しっとりとした使用感のものを選びましょう。

③ 乳液・クリームで水分を閉じ込める

インナードライ肌の多くは「保湿の最後」が不十分です。化粧水でうるおいを与えたあとは、乳液やクリームで水分が逃げないようにフタをすることが大切です。

軽めのテクスチャーでも構いませんが、乾燥を感じるときはクリームを少し厚めに塗るのも効果的です。朝は乳液、夜はクリームと使い分けても良いでしょう。

④ 美容液で「水分保持力」をサポート

インナードライ肌には、肌のうるおいを長時間キープする成分を含む美容液がおすすめです。たとえば、セラミド・ナイアシンアミド・スクワランなどが代表的です。

これらの成分は肌のバリア機能をサポートし、乾燥しにくい状態を保つ助けになります。化粧水のあとに取り入れて、肌の内側(角質層)までうるおいを届けるよう意識しましょう。

インナードライ肌におすすめのスキンケア習慣

① 朝と夜でケアを変える

インナードライ肌の人は、朝と夜でスキンケアを使い分けることでバランスを整えやすくなります。 朝は「外的刺激(紫外線・乾燥)から守るケア」、夜は「うるおいを補うケア」を意識しましょう。

朝は軽めの保湿でメイク崩れを防ぎつつ、UVケアをしっかり行うのがポイント。 夜は日中に受けた乾燥ダメージをケアするため、化粧水・美容液・クリームでじっくり保湿を行います。

② コットンパックで集中保湿

「肌がごわつく」「乾燥がひどい」と感じる日は、化粧水を含ませたコットンを頬や口元にのせて、2〜3分の簡単パックをしてみましょう。 短時間で肌がしっとりして、化粧ノリも良くなります。

ただし、長時間のパックは逆に乾燥の原因になるため注意。水分が蒸発する前にコットンを外すのがコツです。

③ 定期的に角質ケアを行う

インナードライ肌は、乾燥によって古い角質がたまりやすく、化粧水のなじみが悪くなることがあります。 週に1〜2回、やさしいピーリングや拭き取り化粧水で角質を整えると、スキンケアの効果を感じやすくなります。

ただし、肌が敏感なときや赤みがあるときは無理に行わず、しっかり保湿を優先しましょう。

④ 湿度と温度のバランスを整える

室内の乾燥はインナードライの大敵です。加湿器を使って湿度を50〜60%に保つことで、肌からの水分蒸発を防げます。 また、冷暖房の風が直接肌に当たらないように工夫することも大切です。

特に冬やエアコンを多用する季節は、「保湿+環境ケア」の両方で乾燥を防ぐ意識を持ちましょう。

インナードライ肌がやりがちなNGケア

① オイルカットやさっぱり系の化粧品ばかり使う

テカリが気になるからといって、オイルフリー・さっぱり系ばかり使うのはNG。 表面の皮脂を取りすぎると、肌が「うるおいが足りない」と判断して、さらに皮脂を分泌してしまいます。

油分を完全に排除せず、肌のバリアを守るための「適度な油分」を残すことが大切です。乳液や軽いクリームをプラスして、うるおいを逃がさないようにしましょう。

② 何度も洗顔する

テカリを抑えたいからといって、1日に何度も洗顔するのは避けましょう。 洗うたびに皮脂と一緒に必要な水分まで落ちてしまい、乾燥を悪化させます。

皮脂が気になるときは、ティッシュやあぶらとり紙で軽く押さえる程度でOK。どうしても洗いたいときは、ぬるま湯で軽くすすぐだけでも十分です。

③ アルコールや刺激の強いスキンケア

さっぱり感を出すためにアルコールが多く含まれた化粧品は、一時的に気持ち良くても、肌の水分を奪いやすい傾向があります。 また、メントールや香料が強いものも、刺激となる場合があります。

敏感になりやすいインナードライ肌には、低刺激・保湿重視のスキンケアを選ぶことが基本です。

④ 化粧水だけで終わるスキンケア

化粧水でたっぷりうるおいを与えても、そのあとに乳液やクリームでフタをしなければ、水分はどんどん蒸発してしまいます。 これはインナードライを悪化させる大きな原因の一つです。

スキンケアは「化粧水→美容液→乳液またはクリーム」の順番で行い、うるおいを閉じ込めましょう。

生活習慣と食事で整えるインナードライ対策

① 睡眠の質を上げる

インナードライ肌を改善するためには、スキンケアだけでなく、生活リズムの見直しも大切です。 特に、睡眠中は肌のターンオーバー(生まれ変わり)が活発になるため、睡眠不足は肌の乾燥やくすみの原因になります。

理想的なのは「夜11時〜深夜2時」の間に深い睡眠を取ること。この時間帯は「肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、肌の修復が最も活発に行われます。 寝る前のスマホやカフェインを控え、質の良い睡眠を心がけましょう。

② 食生活を見直す

肌の内側からのうるおいを保つには、栄養バランスの良い食事が欠かせません。 特に次の栄養素を意識して取り入れるのがおすすめです。

  • ビタミンB群:肌の代謝をサポート(例:豚肉、卵、納豆)
  • ビタミンE:血行を良くして肌の乾燥を防ぐ(例:アーモンド、かぼちゃ、アボカド)
  • オメガ3脂肪酸:肌のバリア機能を保つ(例:青魚、亜麻仁油、チアシード)
  • タンパク質:健康な肌を作る材料(例:鶏むね肉、大豆製品、魚)

また、過度な糖分や油っぽい食事は皮脂の過剰分泌を招くこともあるため、控えめにするのがベターです。

③ 水分補給をこまめに

肌の乾燥は体内の水分不足とも関係しています。1日に1.5〜2リットルを目安に、水や白湯をこまめに摂るようにしましょう。 ただし、一度に大量に飲むのではなく、少量を数回に分けて摂取するのがポイントです。

コーヒーや緑茶には利尿作用があるため、水分補給としてはカウントしにくいことも。できるだけお水を意識して飲むようにすると良いです。

④ ストレスを溜めない

ストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増やしたり、肌のターンオーバーを遅らせたりします。 軽い運動や深呼吸、好きな音楽を聴くなど、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。

特に肌トラブルが続くとストレスを感じやすくなりますが、「完璧を求めすぎない」こともインナードライ肌改善の第一歩です。

まとめ|「うるおいバランス」を整えて理想の肌へ

インナードライ肌は、見た目がテカっていても実は乾燥している「隠れ乾燥肌」。 過剰な皮脂を抑えようとするあまり、必要な水分や油分まで奪ってしまうケアをしている人が多いのが特徴です。

大切なのは、「水分をしっかり与えて、適度な油分で守る」こと。 自分の肌状態に合った洗顔・保湿・生活習慣を心がけることで、少しずつ肌のバランスが整っていきます。

今日からできるポイントをおさらいしましょう。

  • 洗いすぎ・皮脂の取りすぎに注意
  • 化粧水の後は必ず乳液やクリームでフタをする
  • 保湿重視のスキンケアを選ぶ
  • 睡眠・食事・水分補給を見直す

インナードライ肌は、丁寧なケアと習慣の積み重ねで少しずつ改善していくもの。 焦らず、自分の肌と向き合いながら“内側からうるおう健康的な素肌”を目指していきましょう。

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